エンジニア風味 (Engineer-taste)

電子系エンジニアのメモ帳

FTDI風味

FTDIデバイスを複数使う

複数のFTDIデバイスを1台のPCに接続すると、制御がややこしくなります。また、FT2232Dのように複数のチャンネルを持つデバイスもあります。 制御のコツについて、まとめてみました。1.デバイスを把握する FTDIが配布するプログラムFT_Progを起動します…

FT232HのSYNC 245 FIFOモード(クロック制御編)

FT232HのSync245Modeで、FT232H自体はちゃんと動いているはずなのに、データをロスするという状況を解析してみました。下図のように、Sync Clockによりカウンタもしくは外付けのFIFOメモリなどからデータをPCに転送するとします。FT232Hと外部FIFO#TXEがLow…

MATLABでFTDIのBitBangを行なう

MathworksのFileExchangeにサンプルプログラムが投稿されています。 jp.mathworks.com 基本構成はVC++などのサンプルプログラムと一緒で、DLLを指定し、 f = NET.addAssembly('C:\FTD2XX_NET.dll');FTDIをオープンし、 fo=FTD2XX_NET.FTDI; pause( 1);%準備…

FT232HのSYNC 245 FIFOモード(その3)

(その2)の続きです。しょうがないので、いろいろ信号をオシロで見てみました。 わかったことは、TXE#の信号がFT_READ以外のタイミングでもLowになることです。FT_OPENのときFT_PURGEのときFT_READのときのTXE#波形FT_OPENとかFT_PURGEのときは、FTDIデバ…

FT232HのSYNC 245 FIFOモード(その2)

(その1)の続きです。データロスに関しては、ググッてみますと結構起こっているようです。 私が調べたところだと、2012年からわりと最近まで報告がありました。 頻度はだいたい500回に1回程度で、データ化けが発生する、それ以外のデータは 問題ない、と…

FT232HのSYNC 245 FIFOモード(その1)

FT232H(もしくはFT2232H)はSYNC 245 FIFOモードというのがあり、BitBangモードの数十倍程度の転送レートがあることが知られています。 SYNC245FIFOモードで動かすためには、EEPROMの書き換えが必要で、その辺は、こことか、ここに書いてあるので省略します…