USBオーディオ変換アダプタ改造
前回取り上げたエレコムのUSBオーディオ変換アダプタですが、USB⇔オーディオの変換はC-media社のHS-100BというICを使っています。このデバイスはエレコムに限らず、わりと良く使われています。
今回は、オーディオ変換アダプタに、1)動作表示用LED、2)マイクミュートスイッチ、3)マイクミュート動作表示用LEDをつける、という改造を行なってみます。
ですが、HS-100BというICはピンピッチが0.5mmと狭く、また、ケースのサイズも小さいので、難易度は高いです。あくまでも自己責任でお願いします。
HS-100Bには、デフォルトで、上記の機能がつけられるようなピンがあります。

5ピンがマイク・ミュートのスイッチ端子、19ピンがマイク・ミュートのLED端子、11ピンが動作表示用LEDの端子になっています。
ここにつける回路は下記のようになります。

ケースにLED用、スイッチ用の穴をあけ、部品を埋め込み、接着剤で固定します。なんか汚くなってしまったのは、プラスチック用瞬間接着剤が乾くと白くなるためです(失敗しました)。

HS-100Bのピンにハンダ付けで配線します。

とりあえず動作を確認したのち、蓋がしまるように、配線をコンパクトにしていきます。LED用の抵抗はチップ抵抗に置き換えました。ハンダ付けした後で、絶縁と固定のため、レジンを使っています。

ケースを閉めて、動作を確認します。

青色のLEDが点灯しているのが動作状態で、データの転送があると点滅します。
スイッチを押すと、赤色LEDが点灯し、マイクミュート状態になります。再度スイッチを押すとミュート解除です。

以上です。