エンジニア風味 (Engineer-taste)

電子系エンジニアのメモ帳

FT232HのSYNC 245 FIFOモード(その2)

(その1)の続きです。

データロスに関しては、ググッてみますと結構起こっているようです。
私が調べたところだと、2012年からわりと最近まで報告がありました。
頻度はだいたい500回に1回程度で、データ化けが発生する、それ以外のデータは
問題ない、という症状です。
FT232HとかFT2232Hというデバイスは大変な数量が流れており、バグであれば、もっと情報が多いはずですが、それほどの情報は流れていません。

FTDIの中の人にメールで問い合わせすると返事がありました(原文は英語なので適当に訳します)。

・何が原因かよくわからんのだけどさ、TN_167 FIFO BASICを読んでみてよ
・あと、PCやチップ上のバッファ内のデータ処理が追いついてなくて、
 オーバーランしちゃっている可能性もある。TXE#がLowのときに読み込みをするが、
 TXE#がHighになったのに、すぐにLowになったという報告もあった。
 その場合にはPCのプログラムでRTS_CTSフローを制御する必要がある。実際のハードウェアには
 RTS_CTSのピンがないけど、TXE#の改善には役立つよ。

だそうです。
で、やってみましたが、ダメでした。

(その3)に続きます。